浄火祭とは、当神社の崇敬者が病気平癒や試験合格・健康祈願・厄祓い等の諸祈願をされた1年分の絵馬・帽子・金幣串或いは返納された紅白串を2月の節分の日にその年の厄男が皆様に代わりお焚き上げするお祭りで『左義長』とは全く別の神事であります

2月3日午前10時、宮司以下祭員と氏子区域から選出された厄男4名が御神殿で拝礼をし忌火(いみび)を戴きます。忌火が厄男代表に手渡されるや否や、まつりの開始を知らせる太鼓の音と共に、境内に設けられた斎場(さいじょう)へと参進いたします。斎場では参拝者が一同を待ち受けます。

次に、全員がお祓いを受けた後に、宮司が祝詞(のりと)を奏上いたします。そして祭員のすすめる切麻(きりぬさ)にて火炉を清めた後いよいよ忌火が入ります。

祭員一同により、大祓詞が奏上されるなか厄男が皆様の願いを一心に込めて、祈願絵馬や金幣串などを火中に投じてまいります。

その後、全員が火炉に向かい宮司に合わせ一拝をし神事を納めます。本年は天候にも恵まれ県内外より大勢の参拝者を迎えることが出来ました。また境内では、敬神婦人会による甘酒も振る舞われ、遠来の参拝者も心暖まるもてなしに満足そうでした。

尚、当日に正月飾りや注連縄・御神札などを持参される人が多数お見えでしたが、左義長とは主旨が異なりますので、これらは全てお断りいたしました。