『水無月の夏越の祓へする人は千歳の命延ぶというなり』
平成16年 8月8日 午後3時30分
当日は大変良い天気に恵まれました。神事は、境内参道西に位置する遙拝所(ようはいじょ)にて、氏子総代を始め大勢の参拝者の見守る中で、厳粛の内に『夏越大祓』が執り行われました。
『夏越大祓』とは、毎年1月1日から6月30日迄の半年間の日々の生活の中で、本人が自覚すること無く心と体に付いてしまう 罪・穢(けがれ)・災厄を祓い清めて、この暑い夏から年納めまで健康で、しかも幸福を得ようとするものです。
祭典の流れを簡単に説明いたしますと、始めに遙拝所にて大祓詞(おおはらへのことば)を奏上し、祭典を奉仕する神職全員が自らを切麻(きりぬさ)でお祓いします。
その後、参列の氏子総代・参列者をお祓いし続いて遙拝所の外に出て天と地をお祓いします。
そして神職2名で東西に立ち白い布の両端を持ち八つに裁ち、忌み火から移した篝火にて八つに裂いた布をお焚き上げします。
その後 先導神職 宮司 神職 役員 参拝者の順に 参進し茅の輪を左右左と三回くぐり、拝殿前で拝礼し神事を終えます。
また 事前にお申し込み頂いた人形(ひとがた)と一緒に茅の輪をくぐり終え、忌み火にてお焚き上げしました。