浄火祭

平成十七年 二月三日

浄火祭とは 当神社の崇敬者が病気平癒や試験合格・健康祈願・厄祓い等の諸祈願をされた1年分の絵馬・帽子・金幣串或いは返納された紅白串を2月の節分の日にお焚き上げするお祭りで 『左義長』とは全く意義の異なる神事であります
2月3日午前10時 宮司以下祭員が御神前で拝礼をし忌火(いみび)を戴きます 忌火が祭員に手渡されるや否や まつりの開始を知らせる太鼓の音と共に 境内に設けられた斎場(さいじょう)へと参進いたします 斎場では参拝者が一同を待ち受けます
次に 全員がお祓いを受けた後に 宮司が祝詞(のりと)を奏上いたします そして祭員のすすめる切麻(きりぬさ)にて 火炉を清めた後いよいよ忌火が入ります
祭員一同により 大祓詞が奏上されるなか宮司が皆様の願いを一心に込めて 祈願絵馬や金幣串などを火中に投じてまいります
その後 全員が火炉に向かい宮司に合わせ一拝をし神事を納めます 本年は 前日・前々日と県内外で大雪に見舞われましたが 大勢の方のご参拝を賜りました また境内では 敬神婦人会による甘酒も振る舞われ 遠来の参拝者も心暖まるもてなしに満足そうでした

尚 当日に正月飾りや注連縄・御神札などを持参される人が多数お見えでしたが 左義長とは主旨が異なりますので これらは全てお断りいたしました